インテリアの色使い。カーテン・ソファ・の色をどうやって決める?
公開日:
:
最終更新日:2017/09/07
二人暮らしのインテリアコーディネート シミュレーション
この記事の目次
インテリアの基本はレイアウト、色、照明
前回、インテリアの基本「レイアウト」「色」「照明」のうち、
「レイアウト」についてまとめました。
レイアウトは、二人が住むお部屋の広さ、
窓やドアの位置、床・壁の面積など、
決められた条件の中で、以下に快適に、
ストレスなく家具を配置するかがカギでした。
「色」は、お部屋の印象、
スタイルを反映させるために、一番重要な要素です。
家具の木目の色、カーテン・ラグマットなどお部屋の広範囲を占める色、
雑貨などでアクセントとして配置する色…
どんな色を、どんな配分で採用するかで、お部屋の印象は一気にきまります。
今回は色についてのまとめです
まったく同じお部屋に、同じ家具を置いても、
テーマカラーによってお部屋の印象はガラリと変わります。
オレンジ・ブラウン、赤などの暖色系の色は、暖かで活動的な雰囲気に。
青や紫などの寒色系は、落ち着いて静かな雰囲気に。
好きな色で集めてコーディネートするのもいいですが、
2人で過ごすお部屋ですから、好みだけではなく、
「どんな時間をすごしたいか」によって、
うまくインテリアを演出する方がベターです。
いまいち、お部屋がおしゃれにまとまらない、
お部屋が寒々しくて落ち着かない、
家具を動かすほどじゃないけど、
気分転換にインテリアの雰囲気を変えたいなら、
インテリアの色を変えてみましょう^^
インテリアのカラーコーディネートの方法は2ステップ
インテリアのカラーコーディネートを成功させる方法は、2ステップです。
①ベースカラーを決める
・暖色系か寒色系決める
・カジュアル(軽快)、リッチ・ラグジュアリー(重厚)
な印象かを決める
②カラーコーディネート
・同系色でまとめる
・アクセントカラーを取り入れる
・反対色を合わせる
色は、カーテン、ラグマット、ベッドカバー、
大物ならソファで取り入れるのがおすすめです
インテリアに色を入れていくには、
カーテン、ラグマット、ソファを活用するのがおすすめ。
部屋のなかで大きな面積を占めるものなので、
お部屋のパッと見の印象がこれらの家具できまります。
カーテン、ラグマット、ベッドカバーなら
ファブリックなので、洗い替え、気分転換などで
買い替えても、他の家具と比べて高くないので、
気軽に変えられるのも魅力です。
ソファは他のアイテムと比べて、気軽に買い替える、
というわけにはいきませんが、
リビングの中心に置く家具ですから、
お部屋の印象を作用する重要なアイテム。
合わせやすいベージュやグレーもいいですが、
思い切って好きな色を取り入れて、
ソファを中心にコーディネートを考えるものおすすめ。
ステップ1 ベースカラーを決める
インテリアのカラーコーディネートの基本、色相環
色は、図のように
黄色、赤紫、青緑の3原色を基点に、
緑・赤・青の色の配合によって、24色のグラデーションが作られ、
これは「色相環」と呼ばれています。
暖色系とは
暖色系の色は、色相環でいうと、
黄色からオレンジ、赤、薄い茶色までの色のことをいいます。
「暖かい色」と言われる名前の通り、
暖かさが感じられる優しい色合いです。
暖色系のコーディネートがおすすめのお部屋、インテリア
暖色を取り入れたコーディネーがおすすめなのは、
手持ちの家具が茶色~ナチュラル色(明るめの茶色)の家具が多い方です。
家具の色に合わせて、暖色からひとつテーマカラーを決めて、
テーマカラー中心に色を決めていくことで、
失敗なくまとまりのあるお部屋をコーディネートできます。
また、活動的な印象の色なので、寝室よりも、
リビングなど食事やTVなど起きて活動する空間にお勧めです。
寝室に暖色を取り入れるなら、強すぎない優しいトーンを選び、
安らぎやリラックスできるコーディネートにします。
ビビットな色の組み合わせよりも、
グラデーションや同系色でまとめることで、
明るい色でも静かな印象を作れます。
レースカーテン PIYO TO PIYO
ビタミンカラーのカーテンをコーディネートの主役に!
白い木目のローテーブル、明るいベージュのソファなど、
テーマカラーのカーテン以外を、
明るい白~ベージュにまとめているのがポイントです。
お友達をよんで食事会、ホームパーティが楽しめるコーディネート
ダークブラウンの落ち着きと、オレンジの「暖かさ・楽しい雰囲気」がおしゃれ。
寒色系とは
寒色系は、色相環でいうと
黄緑から青、紫までの色のことを言います。
青をベースにした、水のイメージの落ち着きのある雰囲気の色で、
夏の季節に涼しさを感じさせ、心を静めさせる効果があります。
寒色系がおすすめのコーディネートは
寒色系は、暖色系よりも、お部屋を広く見せる効果があります。
少しでも広々とした印象を作りたいなら
寒色系が向いていると言えます。
また、落ち着きの色なので、活動的なお部屋よりも、
書斎や寝室といった、「静かな部屋」に向いている色です。
家具の色は、白~ホワイトウッド、ガラスなど、
「冷たさ」を感じる色の方がまとめやすいですが、0色によっては、
ダークブラウンや、ナチュラルカラーでもコーディネートできます。
明るい木目×落ち着いたライトブルーのコーディネート
明るいナチュラルな木目と
相性のいいブルーを合わせたコーディネート。
コーディネートの詳細
演出したい印象から決める、インテリアのベースカラー。
まずは、部屋の大部分を占めるベースカラーを決めましょう。
カジュアルで軽快なお部屋にしたいか、
それとも大人っぽいリッチな空間にしたいかで、決めましょう。
カジュアルな雰囲気
白に近い色調で揃えてコーディネートすると、
軽快でカジュアルな印象のお部屋になります。
色を多用しすぎると、子どもっぽい印象になってしまうので、
カーテンやソファなど一か所に好きな色をベースカラーとして採用し、
その色調に合わせて、2~3色をお部屋にちりばめていきましょう。
(ベースカラー以外の色の決め方は次の章です^^)
贅沢なリッチ、大人っぽいな印象のお部屋
大人っぽい高級感のあるインテリアを目指すなら、
基本の色相に黒を少しだけ混ぜたような、
深みのある色をそろえましょう。
黒っぽい家具にこの色を合わせると、贅沢な、ゴージャスな空間に。
白やシルバーといった色を合わせると、
都会的でクールな印象のお部屋になります。
ステップ2:カラーコーディネート
ベースカラーを決めたら、他にどんな色を取り入れていくか、決めます。
同系色でまとめる
一番基本的な決め方は、ベースカラーにした色の濃淡のをつかって、
同系色のグラデーションを作るコーディネートです。
一番まとめやすいので、迷ったらお勧めです。
ベースカラーにプラスしてアクセントカラーを決める
ベースカラーの濃淡(グラデーション)だけでは、
お部屋が単調になってしまったり、
のっぺりとした雰囲気になってしまう、つまらない感じがしたら、
アクセントカラーを採用してみましょう。
上品でおしゃれな雰囲気になります。
アクセントカラーは、色相環をみて、
ベースカラーから90度ずらした色を採用すると失敗がありません。
採用するアクセントカラーは2色までにしましょう。
水色と黄緑で作る明るいインテリアコーディネート
テーブル、テレビボード、床の色、ソファの肘・背もたれなど
明るい木の色に合わせて、アクセントで水色と黄緑を合わせて、
カジュアルで、落ち着きのあるコーディネートを作っています。
写真では壁を水色に塗っていますが、
賃貸などで壁をぬれないお部屋では、カーテンで色を取り入れると、
同じようなお部屋を作れます^^
適度に、白を残すことで、明るい雰囲気に出来るので、
ラグマットの一部、ソファにおいたクッション、
照明などに白を置いています。
ビビット・180度ずらした色でOK
色相環の180度ずらした色の組み合わせは、
いわゆる「反対色」のコーディネートです。
白と黒、青と緑、黄色と青など、濃い色同士ならビビットな印象に、
パステルカラーの反対色ならふんわりとした優しい雰囲気になります。
色の配分は、どちらかを優先して20:80にしましょう。
(白8割、黒2割など)
50:50など同じくらいのボリュームにしてしまうと、
落ち着きのない印象になり、チカチカしてしまいます。
濃い色の反対色は少し難易度が高いので、
とくにバランスに注意しましょう。
ベッドカバー、カーテンなど気軽に変えられるものから始めよう♪
カーテンやベッドカバーなら、
家具を変えるよりもずっと気軽に変更できますよね。
特にベッドカバーは洗い替えを、同じ色ばかりではなく、
同じトーン(基本の24色に同じくらいの白や、黒を足したもの)で
違う色合いを買えば、気分でお部屋の印象をガラッと変えることができます。
お勧めは、柔らかい黄色に近いオレンジと、優しい水色。
冬は暖かいオレンジ、夏は涼しげな水色、と使い分ければ、
お部屋の中で季節を感じることができます。
また、この2色は一緒に使っても相性がいいので、
(約90度のアクセントカラーの関係)
枕カバーとベッドカバーを違う色を採用するだけで、お部屋のオシャレ度がグッと高まります。
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